寝転びながらずっとスマホをいじってた
今日本屋で幕末ものの本を読んでいたんだが、徳川慶喜が西郷隆盛を評価してたといった記述を見かけた
そこでそれが本当か調べていたのだ
本によると慶喜は鳥羽伏見で逃げる前に「幕府に西郷隆盛のような優秀な人間がいるとでもいうのか!」といった趣旨の発言をしたらしい
だが、どうもそれが事実か分からんのよ
一応、出典らしいものは見つけた
司馬遼太郎の「翔ぶが如く」らしい
事実…なのか…?
でも筆者が西郷について悪く書いたところ、庄内藩(幕府側、現山形県)の人から「西郷さんを悪く書かないでほしい」と苦情がきたらしい
まあどちらにしろ西郷隆盛は維新派にはもちろんのこと、幕府側にとっても人気があったってことで
「薩摩人はどうして優秀なのか?」って質問を見かけた
優秀…ねえ…?
そりゃまあ武力という点では優秀だったと思うよ
でも所詮それを統率する優秀な君主がいなければただの狼藉者なだけでして
島津という名君と薩摩武士の武力があったからこそ「優秀」だったんじゃないのかね
今となっては両方とも見る影もなく、未だに維新の栄光にとらわれてすっかり落ちぶれてるけどw
昔の武勇伝や栄光にとりつかれて今が見えない男の人って…
まあ農業に関してはかなり優秀だけどね、うん
農業といえば、あまり知られてないけど鹿児島はお茶の生産量が全国2位
農林水産省が発表した平成25年のお茶の収穫量を割合でみた場合の話
日本1位は当然静岡で27%
2位の鹿児島は25%
実はたったの2%しか変わらない
ちなみに3位の三重なんてたかだか9%
日本のお茶のほとんどは静岡と鹿児島のものなのだ
お茶といえば静岡だが、鹿児島がお茶を生産しなくなったら日本の緑茶界は大打撃を受ける
最悪の場合死に至る
ではなぜ鹿児島茶が無名で静岡茶は有名なのか?
実は静岡のやつら、鹿児島のお茶を静岡のお茶に混ぜて「これは静岡産の静岡茶だから!」と販売してるのだ(笑)
過去、静岡茶30%鹿児島茶70%のブレンド茶も「静岡茶」って販売されたこともあった
もう(それって静岡のお茶じゃ)ないじゃん
だが鹿児島県民は温暖な気候のせいか普段は適当な人が多い
「こいはどげんすっと?(これはどうするの?)」と聞かれて「てげでよかよ(適当でいいよ)」と返す率は異常
「てげでよか」だけですべて済まされる
だから鹿児島茶70%のお茶が静岡茶として売られても「てげでよか」となってしまうのだ
…問題はないのかって?
てげでよかよ
でも今はさすがにほとんど鹿児島茶なのに静岡茶だと宣伝するのはまずいらしく、「半分以上静岡茶じゃないと静岡茶とはいえない!」となってしまったらしい
でもほぼ半分鹿児島茶
てげでよかよ
あなたが静岡茶だと思ってる今飲んでるその緑茶
もしかすると半分が鹿児島のお茶かもしれない…
俺は純粋な鹿児島のお茶は知覧茶しか知らん
ちらんしらん
知覧茶はさっぱりしてて苦味も渋みもないからすごく飲みやすい
多分
お茶がこんな感じだが九州名物と銘打ってるしろくまも福岡県にとられただけで、実際は鹿児島が元祖である
こんな鹿児島で大丈夫か?
大丈夫だ、てげでよかよ
過去の栄光にしがみつきたくなる鹿児島の気持ちが少し分かったのであった
現代の栄光はすべて他県にとられているのだからね(笑)
維新の栄光だけは他県にとられないぞ!
でも著作物では長州こと山口県ばっか活躍してて実質とられてるよね…あれ?
西郷隆盛から哲学的な話に広げようと思ったのに鹿児島PR記事になってしまった
まあいいや
てげでよかよ
結んで!