天下無双

今日は仕事だった
たのしかった(小並感)


昼飯を食ったが、晩飯も食った
…上の表現が贅沢に聞こえるのは、多分俺が底辺社畜だからだろう
多分



晩飯はベジブロスから作った野菜スープ
ただし具の9割がウインナー

野菜スープ(9割肉)
野菜スープってなんだよ(哲学)


適量入れるには少なすぎ
全部入れると多すぎ
それが故の事件

とりあえずコロナは喜んでた
よかったよかった





何となく「宮本武蔵」でニコニコ動画を検索した
史実ネタを期待してたんだが、大半がゲーム動画
しかたないね(げんなり)


「宮本武蔵」を知らない日本人はあまりいないと思う
知らない人も多いだろうが

「日本で最強の剣豪は?」と聞かれたら、にわかが真っ先に「宮本武蔵!」と名を挙げるほどの知名度を持っている
これだからにわかは…


…俺が思う日本最強の剣豪?
武蔵に決まってんだろ(断言)





現在の「宮本武蔵」のイメージは吉川英治の小説が創り上げた
野性的で豪快な怪力の持ち主、みたいな
あと自信家

でもあれはあくまで小説だから
史実ではないから

でも一度付いたイメージが覆ることは難しいんだよな
覆らなくてもいいけど(適当)




武蔵の強さは武蔵の才能によるものだけではない
だから今でも、武蔵が創設した「二天一流」の道場が普通にある
武蔵が晩年を過ごした熊本、あと福岡とか大阪とか東京とかその他いろいろなところに伝わってる
ただしその流派も枝分かれしたので、二天一流の流派も複数ある
とりわけ、熊本に伝わったとされる武蔵の流派5つを指して「肥後五流」と呼ぶ

どちらにせよ、ただの野生児だったら流派を残すなんてできるはずもないんだな
絵や書も多く残してるし
なかなかの文化人





武蔵=二刀流というイメージが強い
でも実戦で二刀流で戦ったのは六十数回行ったとされる死闘のうち、たった1回だけ
一乗寺くらい
あれは決闘とはちょっと違うかもしれんが

武蔵がとある流派の師範を始めとする主要人物2人に勝ったんだけど、それを逆恨みした門弟100人が起こした出来事…みたいな
武蔵VS100人

武蔵「友達100人どころか、100人に斬り殺されそうになったでゴザル(真顔)」



まあでも武蔵は大将を早々と切り捨てて、門弟の追っ手を振り払って逃走
大将は仕留めてるので、一応武蔵の勝ち


この時に用いた戦法が二刀流
五輪書では「多敵(たてき)のくらい」と呼んでいる

もしかしたら関ヶ原辺りでもやってたかもしれないけど、「史実」として残ってるのは一乗寺戦だけ
その史実も伝説の域だから、実際にあったかは不明


伝説って?
ああ!


ちなみに武蔵にケンカを仕掛けた100人側は「武蔵は来なかった。逃げた。そもそも師範も武蔵に負けてないし。俺たちの勝ち!」と残してる
歴史なんてそんなもんよ、うん

てか本当に勝ってるなら、たかが一兵法者のことをわざわざ書き残す必要もないと思うんだが
当時はすごい有名な流派だったんだから、武蔵なんて無名のザコのことなんて触れなくていいのに

一体何をムキになってるんですかね(困惑)






五輪書を読んだ人は知ってることだけど、あの本には「口伝」が多い
特に「直通(じきつう)のくらい」は「二刀一流の実の道を受けたら伝えるものだ。口伝」としか書いてない
五輪書だけでは意味や内容がまるで分からない

五輪書を書く前に、武蔵が同じく著した「兵法三十五箇条」にも、直通のくらいは書かれている
これを「期(ご)をしる事」として、表現している

だがこれもやっぱり「一流に直道という極意の太刀あり。この事品々口伝なり。」としてる
口伝かよ(絶望)





ただし、武蔵の流派は二天一流だけではない
実はその前に「円明流」という流派を名乗っている

その円明流の時も「兵道鏡」という書物を著している
当時の武蔵、ぴちぴちの24歳

わしより若い(絶望)



宮本武蔵の名前について、以前「新免武蔵藤原玄信」と書いた
でも当時の武蔵の名前は「新免武蔵藤原義経」である

これには深い訳がありまして、武蔵は自分を「自分の前世は武蔵坊弁慶」だと信じてやみませんでした
そこで敬愛する義経公の名前を拝借した次第であります

武蔵24歳の時の黒歴史
多分晩年の武蔵は当時の自分に思いをはせて、枕に顔をうずめて足をばたばたしてたと思う


昔と今とじゃ、名前に対する認識が全然違う
今は名前を変えるのに裁判がいるけれど、当時は気分でころころ変えてたのだ





話を戻して兵道鏡
これにはちゃんと「直通のくらい」について詳細に書かれている
全文書くと長くなるから気になる人は自分で調べて、どうぞ

かいつまんだ解釈をすると、「絶対に外さず、一撃のもとで相手を沈める打ち込み」みたいなもの
現代に続く武蔵の流派の継承者の一人は「二天一流の剣術に熟達し、五輪書の『打ち合いの利』『一つの打ち』を極め、期を知った者のみが到達できる境地。まさに奥意」と述べている

評価の内容は引用ではないけど
文章をかっこよく書きかえたけど
だいぶ脚色したけど





…なんか、だいぶ道がそれた

直通のくらいの解説なんて万人受けしないのに
コアな宮本武蔵ファンしか分からないのに




話を戻して、武蔵の二刀流
武蔵はほとんど二刀流をしなかった

では武蔵の流派は二刀流ではないのか?と思うかもしれないけど、やっぱり二刀流である
なんのこっちゃ



正確にいうと「二刀流であるが一刀流。そして無刀流」である
もっと正確にいうと「刀が何本とか気にすんな。武器にとらわれるな」って流派

でも二天一流は二刀流から稽古をつけ、一刀に至り、最終的に無刀に至る
「柄をはなす」と、五輪書では軽く触れている

だからか武蔵は晩年、刀を身につけなかった
足腰が弱ってたから、杖をついてたくらい
立ち合いの時にも、素手で相手を仕留めた話もある



ちなみに普通の流派では二刀流を奥伝として、秘匿して伝えることが多い
二天一流とは正反対

そもそも武蔵は「奥義」とか「奥伝」とかを否定してるんだがね


「教えに表とか奥とか何の意味があるの?『こいつと戦うのは表の技だ!』とか、『こいつは奥の技で切る!』とかいちいち考えるの?バカなの?俺は人に教える時は相手の力量や才覚を見極めて、その人が覚えやすいものから順に教えてるよ。そして理解度が深まって、初めて深いことも教えるよ。『奥義を他人に教えてはダメ』とか、そんな誓いの紙も書かせないし。そもそも、うちの流派には奥義なんてないしさ。その方がよくない?」って感じ
フレンドリー武蔵


武蔵は「功名心が強い」だの「勝つためにはどんな卑怯なこともする」ってイメージが強いと思う
でも実際は当時の武芸者のなかではかなり進んだ考えの持ち主だったと俺は思う

それに武蔵の流派は剣術だけでなく、あらゆる軍事につながる流派
そもそも武蔵は剣術家以外にも長剣使い、短剣使い、槍使い、杖使い、果ては鎖鎌に単騎で多勢を相手に死闘と、様々な相手や状況で戦ってる
一流と呼ばれる剣術家は数あれど、「他流試合を禁止した無菌室流派」とか「剣術家としか戦ってない」とか「そもそも戦いの内容が残ってなくて、『強かった』としか伝わってない」が多数


武蔵は自身の武器にもとらわれないので長剣使いに相手よりも長い木刀で殴ったり、槍に小太刀で戦ったり、鎖鎌に刀を投げつけたり、長い木刀に素手でつかみかかって武器を奪ったり、杖使いに作りかけの木製のおもちゃの弓でこつんとこづいたり…
いろんな武器(素手含め)で戦ってる


平たく言えば個人対個人に限定したい時は「二刀一流」と呼んで、戦争のような組織対組織の時も含めたい場合は「二天一流」と呼んでる
剣VS剣で終わらないのが武蔵の流派

だいたいそんな感じ







武蔵の人物像を知ろうとする人は二天記を始めとした、伝記または小説に触れることが多い
でもその武蔵はあくまで創作であり、本人ではない

本人を知るには本人が作った作品に触れることが一番なのに
武蔵の書物やら書やら絵画やら仏像やら刀の装飾品やらいろいろあるのに、小説と伝記しか読まない
非常にもったいない

そう思う俺であった






武蔵のことを「卑怯」と罵る人も多い
巌流との試合に遅刻するとかね
…てか、その遅刻以外に「卑怯」って話を聞かないんだが

この遅刻も複数ある説の一つに過ぎない
二天記という武蔵の伝記と吉川英治の小説、あとは歌舞伎くらい
つまり創作の可能性が高い

武蔵の養子の伊織が建てた碑文には「両雄同時に相合し」とあり、遅刻したと書かれていない
他にも武蔵の伝記があるんだが、遅刻したとは一切書かれていない


さらにいうと武蔵が自書で巌流のことにまったく触れていないことから、「そもそも巌流島の決闘って創作なんじゃね?」説まである
なんだかねえ…


五輪書を読めば「卑怯なことをしてでもとにかく勝て!」って考えの持ち主だったわけではないとすぐにわかるのに
書いてあるとしても「相手を怒らせろ」程度
どんな時に怒るかも分析してて、「危険を感じたとき」「無理だと思ったとき」「想定外のことをされたとき」とある

武蔵が本当に遅刻常習犯なら、どれにも当てはまらない
全然想定外じゃないもの



「武蔵の試合は『死合い』だから何がなんでも勝つ必要があった」
「勝負に綺麗事はいらない」

武蔵ファンの大半がそんな考えになってしまったのは悲しいこと


武蔵が五輪書に書いた、「二天一流を学ぶ人へ」の項目を書いて締めくくるとしよう

第一、悪い心をもたないこと
第二、道を鍛錬すること
第三、諸芸に触れること
第四、様々な職の道を知ること
第五、損得をわきまえること
第六、諸事に目を利かせること
第七、目に見えないことも悟って知ること
第八、わずかな事にも気を付けること
第九、役に立たないことをしないこと


武蔵ファンは第一条が見えないんですかね
悲しいなぁ…(諸行無常)

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