魂と輪廻

輪廻転生が科学的に証明されると自殺が横行するってマジ?

この記事を読んで思ったこと

輪廻が存在するという前提で、自殺をすることで楽になるか?というと、実のところそうではない

今自分が置かれている環境には理由があって、その理由を解消していないにも関わらず放置していても解決しない
自殺は問題の解決にはならない


頭痛がする時に頭痛薬を飲むと痛みはおさまるけれど、頭痛の原因を根本から治したわけではない
それと同じこと

問題の解決を図らずに死に逃げても楽にはならない
残念なことだがね


だから俺は積極的自殺をしなかったわけだし、しようとも思わなかった
それに俺の場合は「自殺願望」というより「涅槃寂静」を目指している、と言った方が近い

自殺したところで涅槃には行けない
だから自殺は俺にとって無駄な行為




輪廻転生の話になると、必ず「魂」がセットで語られる
でも輪廻転生という現象は魂自体がなくても成立する現象
夜に見る夢や白昼夢を見るのに、魂が必要ないのと同じこと


だから「輪廻転生があると人口が増えてる事実と矛盾するから、輪廻転生は存在しない」という指摘はナンセンスだ
いうなれば「ろうそくの火を他のろうそくにも移した時、火が灯されたろうそくは二本になる。だから火は移せない」と言ってるようなもの
実際原始仏教では輪廻転生について「先生が詠んだ歌を聴いて、生徒が復唱することを、『生まれ変わり』と言わない」「ろうそくの火を他のろうそくに火を移すことを『生まれ変わり』と言わない」と表現している

ただし死んだ後にまた人間になる、という現象を否定しているわけではない
その連鎖を断ち切るのが「仏教」なわけだから



「ん?死後の世界があって、その後また人間に生まれるなら、それは『生まれ変わり』『輪廻転生』じゃないの?」と疑問に思って、納得いかない人がいるかもしれない
でもそれは夢や妄想で、現実とは違う世界を体験する行為を「生まれ変わり」と呼ぶようなもの
ゲームやドラマ、映画の世界を夢中になって観ていて、自分とは違う人生を追体験することを「生まれ変わり」と呼ぶようなもの

それらを輪廻転生と言わないように、死んだ後の世界のあとに新たな人生があったとしても、それは厳密には輪廻転生ではないのだ




そもそも輪廻転生は知識として知る必要がないもの
他にも生きるうえで必要な知識はたくさんある

矢が刺さる前に「矢が刺さったらどうしよう」と思い悩む必要はない
起こるか起こらない問題なんて気にしないで、今を生きていればいいのだ


なまじ輪廻転生のことを知ってしまうと、冒頭の記事のようにリセットボタンを押すように、リセマラをするように、自殺を気軽にしてしまう人もいる
それが何の解決にもならないことも知らずにね



「徳がある人は身分が高い家に生まれる」とあるが、それはある意味正しい
でも「身分が低い人は徳が低い人だ」とはならない

徳が高い人があえて低い身分に生まれることもある
イエスがそうだったように


ゲーム開始時に身分が選べるゲームがある
シミュレーションRPGゲームで領土を広げるゲームで、そういうものがあった

そういうゲームで毎回王族をしていたら飽きる
たまには王に仕える騎士でプレイをしたいし、各地を放浪する風来坊をプレイしたい時もある
毎回身分が高い人をしてたら正直飽きる


特に一回でも「貴きお方」なんてやったら、その人生の重みを経験済みだし
もうしたくないとも考えるし

そういう場合は恵まれない庶民として生まれることも多々あるものなのだよ



特に釈迦は「身分と徳が綿密な関係がある」という考えを嫌った
カースト制度に真っ向から対立した
「あなたは前世ではこんな悪いことをしてました。だから今のあなたの身分は低いのです」という占い師の言葉を嫌って、仏教では占いを禁止するほどだった


釈迦は王族の生まれだけど、それだけじゃ幸せになれないと気づいていた
どんな金持ちだろうと病気になるし、老いるし、最後は死ぬ
生きることも思い通りにならず、理不尽の連続でしかない

だから身分も富も捨てて、釈迦は出家したわけだ
それに釈迦だって徳が高いとは言え、自分の息子に「障害」って名付けるような人だし
後年結構後悔していたみたいだけど


そもそも何を以て徳が高いとか低いとか、そう言えるのかが漠然としすぎている
結果論であることも多いし、よかれと思ったことが裏目に出ることもある
徳ある行為とはそもそも何か、なんて判断することがまず愚かしい
そんなもので人としての優劣を決めるようなものではない

はっきり言って気にするだけ無駄
俺はそう思う

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