かたわ少女

かたわ少女をようやくクリアした
おまけもコンプした
長かった

そんなわけで今更のレビュー記事
この記事自体は18禁じゃないけど、ゲームは18禁やで(にっこり)

まずはゲーム制作の経緯から

このゲームは障碍者の女の子を攻略するノベルゲームである
もともとは日本人が描いた5人の障碍者のイラストが海外で大ブレイクして、「この5人を基にしたノベルゲームを作ろう」という流れで生まれたものらしい
そんなわけで舞台は日本のどっか


ゲームの流れは「Act.1」と呼ばれる、いわゆる第1章のパートで選択肢を選んで攻略対象の5人の好感度を上げて、最終的に1人のルートに進む形式

だから最近流行りのハーレムエンドはない
残念だったな




ここで主人公と攻略対象の5人の紹介
あとはおまけの人物も少々




かたわ少女完全版オープニング
【スマホURL】




中井久夫(なかいひさお)
障碍:先天性の心臓疾患

主人公
もともとは障碍に気づかず平凡な日常を送っていたが、好きな女子からの告白で心臓発作を起こす
その後病院で先天性の心臓疾患だと判明し、緊急手術

退院後は「山久高校」という障碍者向けに特化した高校へ転校した
ちなみに「山久高校」は障碍がない生徒も一応はいるらしい

心臓に疾患があるため、事後(意味深)や最中(意味深)に心臓発作を起こすこともしばしば
成人向けなのに過激な描写がないのは、だいたいこいつが主人公のせい(断言)




茨崎笑美(いばらざきえみ)
障碍:両脚の欠損

両脚がない陸上部のツインテールの女の子
にこにことよく笑っている
名は体を表す

両腕が欠損している手塚琳が一番の仲良し
寮の部屋も隣で、琳の着替え等の手伝いをしている

足がめっちゃ速い
「Act.1」にて廊下で全力疾走し、心臓に障碍がある主人公に直撃してゲーム開始早々にとどめを刺しそうになる

個人的に攻略の難易度がちょっと高かった気がする
バッドエンドでもバッドエンドっぽさがないから、初回はバッドエンドと気づかずにスルーしていた




池沢華子(いけざわはなこ)
障碍:火傷

大人しい性格をした文学少女
趣味は読書とチェス
歌を歌うのも好きらしいが、作中で歌うシーンがなかったのが少し残念

体の広範囲に重度の火傷跡がある
5人の攻略対象の中で、唯一外見だけの障碍持ち
でもその外見から周囲の目が気になっていて、攻略対象のなかで精神が一番病んでる

親友は全盲の障碍を持つリリー
火傷跡をじろじろ見られないから、警戒せずに心を開いているようだ

繊細な性格だからちょっとした選択ミスでバッドエンドに行く、攻略が難しいキャラらしい
俺はそんなことはなかったけど
ただしおまけの全ストーリーを埋めるのが一番大変なキャラだった


ちなみにムービー中に彼女が持っている本は大江健三郎の「個人的な体験」らしい
久夫が持っている本は太宰治の「斜陽」とか

日本の文学が登場する辺り、スタッフの細かいこだわりが垣間見える
ムービーのなかではこの子のが一番お気に入り
不安定な感じからの穏やかの日常への遷移が、こう、いい

デザインや庇護欲を掻き立てられる儚さから、多分一番人気があるキャラ
ただしエロシーンが一番少ない
残念だね(がっかり)




砂藤リリー(さとうりりー)
障碍:全盲

ロングウェーブの金髪をした外見の全盲の少女
面倒見がいい性格をしていて、人付き合いが苦手な華子の相手をよくしている
そのこともあって一番の親友は華子

聾唖持ちの静音とは仲が悪い
静音の手話はリリーに見えないし、リリーの言葉も静音には聞こえない
そんなわけで2人のコミュニケーションは壊滅的

シナリオは5人のうち最高だと思う
しかも攻略ルートに行けさえすれば、どんなに間違った選択肢を選んでも攻略できる

ただしバッドエンドは心がえぐられること請け合い
リリーの告白が情熱的な分、その落差が、ね…(白目)



手塚琳(てづかりん)
障碍:両腕の欠損

男子の制服を着たショートヘアの女の子
足で絵を描く
絵がめっちゃ上手い
天才肌だが一番の不思議ちゃん
いや、不思議ちゃんの域を超えている、よく分からない何か

いろいろ頭では考えているようなんだが、口下手なのか言葉にこだわり過ぎているのか、上手く表現できないらしい
代わりに絵画で自己表現をしているとは本人談
まあその絵画も「何描いているのか分からない」状態なのだが(真顔)

久夫「芸術はわからん」


画家のルートだけあって、イラストには一番力が入ってる気がする
アニメーションのグラフィックがあるのは琳だけ!
あと彼女のムービーの出来も素晴らしい

攻略は一番難しいように思えた
何を考えているのかよく分からないから
どの選択肢もしっくり来ないし、だからと言って「何を言ったら正解か?」も頭に浮かばない
ルートに行くのも「他の4人のフラグをブチ折る」というフラグブレイクをしつつ、彼女とだけはフラグを立てる必要があるから難しい
そのくせシナリオは面白い
すごい

【結論】
よくわからない




羽加道静音(はかみちしずね)
障碍:聾唖

耳が聞こえず、言葉が声で話せないショートヘアの眼鏡っ子
そして生徒会長
障碍者向けの学校とはいえ手話ができない子も多いから、ミーシャがいつも一緒にいて周りに通訳する

大人しそうな見た目とは裏腹に、かなり好戦的な性格をしている
何かあればすぐにゲームで勝負しようとする
ゲームの腕前も高く、華子とチェスをして勝ったりもする
ただし負けず嫌いなのか、自分に有利なゲームに誘導しようとすることもしばしば

???「さあ、オレとゲームをしようぜ」
???「おい、デュエルしろよ」

ゲーム以外でも挑発的な言動を取る場面もよく見かける
それが原因でリリーとも対立している
指導力はあるのだが強引で独裁者っぽい感じがいまいち拭えない

ルートに行くのは簡単
そしてシナリオの選択肢も1つしかないから、グッドエンドも簡単
ほとんど一本道

そして彼女のルート以外では久夫は手話を覚えないから、彼女と直接話せるのは静音ルートだけの特権だったりする
何故か筆談すら静音ルート限定
おい、筆談しろよ




御門椎名(みかどしいな)
障碍:不明

あだ名は「ミーシャ」
ピンクドリル
副生徒会長
ゲーム中、本名で呼ばれることは教員以外にない

豪快で声が大きい元気な女の子
何の障碍を持っているかは不明
ネットではADHDとか強迫性障害ではないかと推測されている

攻略対象ではないが、エッチなことも一応できる
だが彼女の攻略は出来ないし、そんなことをするとバッドエンド直行となる

静音といつも一緒にいて、彼女の手話を通訳する
通訳をしながら話すから、その言葉が静音のものなのかミーシャ本人のものなのかプレイヤーは混乱する
久夫も混乱する
みんな混乱する

今となってはピンクドリルだが、昔は茶髪のロングヘアと、大人しい髪型をしていた
ゲーム中に写真もあるけど、とてもじゃないが同一人物とは思えない
攻略ルートを切望されているキャラクターの筆頭




瀬藤健二(せとうけんじ)
障碍:弱視


久夫の隣の部屋に住んでいる
攻略対象ではない(迫真)

極度の弱視で、分厚い眼鏡をかけていても相手にぶつかるくらい顔を近づけないと判別できないほど
そんなわけで所属クラスは全盲のリリーと同じ

日夜フェミニストとの闘いに備え、工作活動を行っている
ただし具体的な活動内容はピザの料金を久夫から借りパクしようとしたり、久夫に街へ荷物を取りに行かせたり、図書室の本を借りたまま返さない程度
あと核シェルターの材料も集めている(核シェルターを作ったとは言ってない)

ある意味琳以上の不思議ちゃん
あの琳をして、「あの人は何なの?」と言わしめる程度の能力


このゲームでは珍しく、全裸の立ち絵がある
大事なところは葉っぱで隠れてるから安心
誰得だ

あと眼鏡を外すと主人公以上のイケメン
誰得だ




岩魚子(いわなこ)
障碍:なし

オープニングで久夫に告白し、挙句目の前で心臓発作を起こされた女の子
入院した久夫のために甲斐甲斐しく見舞いに行っていたが、ふさぎ込んだ久夫相手に限界を迎えて別れを告げる
全体的にこのゲーム最大の被害者

ゲームが中盤に差し掛かると、久夫に手紙を送り付けて精神的にダメージを与える
今度は心臓発作を起こさずに済む久夫

日本人っぽい名前ではないが、これには理由がある
とあるスタッフが導入部分のシナリオを描いている時、女の子に恋をしていた
その相手の女の子はポーランド人で、その名前をもじったものが「イワナコ(Iwanako)」だったらしい
翻訳チームから「日本人の名前っぽくない」と懸念を寄せられるも開発チームは特に気にすることもなく、結局そのまま案が通ってしまう

苦肉の策として、翻訳スタッフは「岩魚子」の字を当てる
結果、彼女は日本人には馴染みのない名前になってしまった
開発スタッフ曰く、「(自分のなかでは)日本人ではない」らしい

やはり全体的にこのゲーム最大の被害者
翻訳スタッフも全体的に被害者




だいたいこんな感じのゲーム
興味が湧いた人はやってみるとよろし

そんなに性描写がきついゲームじゃないから、青少年にも勧めたいけど、一応成人指定のゲーム
大きくなってからしようね(にっこり)
一応成人向けコンテンツにはフィルターを掛けてシナリオを飛ばす設定もあるけど(小声)




シナリオは静音のやつ以外はよかった
静音のやつはあまり好きではなかった

手話を覚えるから静音と普通に話せるし、シナリオ上障碍を意識することもほとんどない
「かたわ少女」の特性が大きく損なわれていたからかもしれない

まあ全体的に「障碍」がテーマに重きを置いているとも思えないけど
単に個人的に静音にあまり魅力を感じなかったからかな…


でも他の話は好きだった
未成年の主人公たちが喫煙飲酒をするシーンもあるから、少し面食らった場面もあったけど
こういう描写はフリーゲームならではだね



ゲームの難易度はそんなに高くない
セーブもいつでもできるし

「相手が傷つくような発言は控える」「攻略対象と親しい人のアドバイスは前面的に鵜呑みにする」という、ノベルギャルゲーの鉄則さえ守れば何とかなる
ただし琳ルートはこの鉄則が通用しないから、ちょっと難しい

複雑な操作も必要ないから、ゲームが苦手な人も時間に余裕があるならやってみるといいかも
ただしボリュームが多いから、時間がない人は時間が出来てからゆっくりとプレイするといいと思う

これ、本当にフリーゲームでいいんですかね(困惑)






そうそう、クリアするだけじゃおまけで美術室の最後の1枚は解放されない
出すのにちょっと苦労した
俺がやってみた解放手順はこんな感じ

・「図書室」の解放状況を100%にする
・全部の選択肢を選ぶ(図書室で選択してもいい)
・バッドエンディングを含めて、全部のエンディングを見る


琳ルートはAct.2の選択肢次第で後半の選択肢が変わるから、おまけじゃ全選択肢は選択できないと思う
でも選択肢は解放条件に含まれるかは自信が無い

バッドエンドはリリールートのバッドエンディングも含める
俺はリリールートのバッドエンドは見ていなかったが、それを見たら解放された

リリールートは「ベストエンドはバッドエンドに続きがある」って性質上、結構見逃し勝ちになりやすいと思う
他のキャラのルートは専用のバッドエンドがあるから、図書室を埋める感覚でやれば取り忘れることはないはず

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