借りたものは返さなければならない

俺は大学に行って、奨学金を借りることで300万円の負債を負った

本当は大学になんぞ行きたくはなかったので高校を卒業して最初の年はわざと受験に失敗した
学問は立派な建物で行われるものではなく、たとえ貧しい生活のなかでも困窮を恥じず行うものだと思っていたからだ
何も大学へ行かずとも勉学を修めることはできよう


俺は大学を進学せず実家で暮らしつつ引っ越し費用を貯め終わったら一人暮らしをするつもりでいた
だが父はそれを受け入れず次の二つの選択肢を与えた

一つは予備校へ通い、大学へ進学する道
一つは即刻家を出て路頭に迷い餓死する道

俺はこの二択で進学する道を選んだ
最近姉に「その2択で親に金を払わせるくらいなら餓死しろよ」と言われたが、俺はこの時死ぬべきだったのかもしれない
この選択肢が明示された半年前に俺が自害する決意をしていたとき、それを止めたのが姉だったのが皮肉な話だが



俺は「予備校へは通わない、独学の方が集中できる」と父に弁明したが母をして強制的に予備校へ連れて行かれ、そこで俺の意志を無視して進学の契約を済ませた
…ま、結局俺は途中から講義を抜け出すようになる訳だが

この件も姉に激しく責められた
俺にはどうしようもなかったと思うけどな




「大学に行くまで親は俺に何年でも浪人生活を強いさせるつもりだと感じた俺はFラン大学へ進学することを決意
学部も当時一番関心を持っていた心理学を専攻することにした



大学の進学は本意ではなかったが、「高校までの"授業"は絶対に正しいことを教えていますが、大学の"講義"はそうではありません。あくまで考え方の一つです」という謙虚さを受け真面目に勉強することにした
高校までは「これが一番正しい?いろいろとおかしいところがあるんだけど」と反発していたが




そして進学する上で奨学金が必要だと親に言われ、俺名義で奨学金を受給することにした
父は大学進学前に「お金のことはどうにでもなる、心配するな」と語っていたため、俺は内心「金がないなら大学進学を強制するな。進学手続き終わらせてから奨学金について話すな」と思っていたがこうなってしまった以上は仕方がない
返還すべき負債は300万だった

月に6万少しの奨学金、仕送りなしで家賃3万8千円の生活を卒業まで過ごす4年間だった
それでも俺は講義を受け書に親しみ身を修めるその生活を気に入っていた
貧乏は恥ずべきことではない、贅沢もいらない
これ以上望むことは何もなかった

…もっとも、300万も借金する必要性は微塵も感じなかったが



それで紆余曲折し、結局父が俺が当初言っていた「引っ越し費用+αのお金が貯まるまで実家で暮らせ」という案を提案したので実家に帰ってきたわけだ
俺は横浜暮らしを希望していたが父の頑固さにはいい加減うんざりしていたので素直に従った
鹿児島には「議を言うな(目上の人に逆らうな)」って文化があるしね

計画が行き当たりばったり、金の使い方が下手、先見の明がないと親には言いたいことがいっぱいあった
しかしこうなった以上は仕方がない




と、ふと「奨学金を返還しなかったらどうなるのか?」と思って調べてみた
ブラックリストに乗ってお金が借りられない、家や車のローンが組めないという程度
俺は金融機関にお金を借りるつもりはないし家や車を購入するつもりもない
身を修められたらそれでいいし



だが借りた物は返さなければならない
俺は基本的に出て行くお金に無頓着

目の前に困ってる人がいれば赤の他人でも手持ちのお金をすべて貸し(結局詐欺だったので踏み倒されたがw)、国民年金を受給するつもりはないし悪法だと思っているがきちんと払える範囲で払っている
定額給付金は駄策だと思ったので受給しなかった、定額給付金を批判していた俺の女友達はちゃっかりもらってたので軽蔑したが(笑)


犬は餌で飼える、人は金で飼える
だが壬生の狼高尚な精神を持った人間を飼うことなど何人(なんぴと)にもできん

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