12星座と13星座

最近、Twitterで13星座が流行ってると知った
え?今さら?


ツイッタラー「これから13星座になるんだって!」

俺「13星座の話は今から10年以上前からあって、それをモチーフにした『GetBackers-奪還屋-』って漫画が17年前に連載してたんだよなぁ…」


ゲットバッカーズの主人公、美堂蛮は新蛇遣い座だゾ





今から20年近い昔に一時期流行った13星座占い
しかし定着しなかった
定着しなかったというか、西洋占星術では採用されることがほとんどなかった

これには理由がある





まず、この13星座占いを提唱した天文学者がアンチ西洋占星術だったこと

12星座占いで選ばれる星座は全て黄道を通る星座
これに目をつけた学者が「黄道を通るのが星座占いの条件なら、足がかする蛇遣い座も入れろよ」と指摘したのがそもそもの始まり


昔は12星座しか黄道を通らなかったんだが、月の引力が原因で地球と太陽の軸がずれた
数千年前には12星座だけだったのが、今では13星座黄道を通るようになった
だから新しく通るようになった蛇遣い座も西洋占星術に入れろ

そんな理屈






でも西洋占星術側はあまり見向きもしなかった
それにはこんな経緯がある

西洋占星術が成立したのは今から最低でも2500年前
当時の星座では12の星座しか通らなかった
これは事実

そして正確にいうと、「当時はまだ蛇遣い座なんてなかった」


星座なんていろんな人が自由気ままに線を引いて、「あれは羊だ!」「あれは椅子だ!」とやっていた
つまり、2500年前には「蛇遣い座」を結びつける人はまだいなかったんだね




しかしこれではどんどん星座の数が増える一方
そこで今から80年くらい前に、国際天文学連合なる機関が独断と偏見で「正式な星座」を88まで決めた
このなかに蛇遣い座が生き残った

そしてついでに「星座の範囲」も同じく独断と偏見で決めた
そしたら蛇遣い座の足が黄道をかするようになった

実際はこんな経緯
つまり西洋占星術側にとって、天文学側が後出しジャンケンをしたような感覚なんだね





ただしこれはどっちが間違ってるか?といった次元の話ではない
西洋占星術の「黄道を通る星座」と天文学の「黄道を通る星座」の定義が違うだけだから




生物学的にはキノコは菌であって植物ではない
一方で農学的にはキノコは野菜に分類される
でもどっちが間違ってるとかはない

それと同じ理屈





しかし1995年にとあるアンチ西洋占星術の天文学者が上のように西洋占星術に対して皮肉った
そしたら新しい話題が好きなマスメディアがこぞって13星座占いを流行らせようとした

でも上記の通り西洋占星術側にとっては蛇遣い座なんてものがないため、結局採用されなかったのだ





ちなみに天文学の考えはころころ変わる

最初は「すいきんちかもくどってんかいめい」と、海王星が冥王星より太陽に近い惑星と言っていた
それが「すいきんちかもくどってんめいかい」と海王星と冥王星の位置が入れ替わった

それが今では「冥王星は惑星じゃない!」と定義され、「すいきんちかもくどってんかい」となった




これは別に何かの引力で冥王星の位置がずれたとかではない
冥王星の動きは変わってないのに、冥王星に対する天文学者の見る目が変わったのだ




こんな記事を書くと、「西洋占星術と天文学は対立している」って誤解されそうだから補足

例えばケプラー
「ケプラーの法則」を知らない天文学者はまずいないだろう
ケプラーの法則はニュートンの万有引力の理論にも多大な影響を与えた

ニュートン「ケプラーいなかったら万有引力の理論はできなかったわ、マジで」




そのケプラーだが、実は占星術師だったのだ




西洋占星術を信じる天文学者もいれば、アンチ西洋占星術もいる
そもそも天文学と西洋占星術は昔は一つの概念だったわけだし

西洋占星術と天文学はいわば先輩と後輩の関係なんだな
もちろん先輩は西洋占星術

そして後輩の考えが変わったからといって、先輩に影響するわけではない
そんな感じ



ただし新たな天体が天文学上で発見された場合、それが西洋占星術に影響することもある
天王星、海王星、冥王星の発見とか





そんなわけで俺は12星座占いの方を支持してる

もちろんだからと言って13星座占いを信じる人を否定するつもりもないがね
13星座には13星座で、12星座にないメリットが何かあるかも知れないし

何のメリットもないなら、放っておいても自然と消えるさ
まあ最近まで消えてたが

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