転移と逆転移

精神科医と患者が性的関係を持ってはいけない理由がこちら

某タレントが精神科医の某主治医と結婚したらしい
それでネットでは叩かれてるとか何とか
これを叩く一方で、「お互い好きならいいんでないの?」「教師と生徒が結婚するようなものだから、世間的に叩かれてるだけ」って擁護する意見がある

臨床心理学を学んでいた身からすると、批判する理由は分かる
と、いうのもカウンセリング中に発生する患者から主治医への恋愛感情は本当の恋愛感情ではなく、ただの錯覚だとされているから

例えば父親から愛情を感じずに育った女性がいたとして、そのことを男性精神科医に相談したとしよう
そのうちその患者は幼少期に父親に対して抱いていた恋愛感情(エディプスコンプレックス)を、父親代わりに自分を見てくれている主治医に抱くようになることがある
これを「転移」と呼ぶ

恋愛感情だったらまだいい方で、たまにすごい憎まれたりする
でもそれは本当に医者が憎い訳じゃなくて、当時憎んでた対象の代わりに医者を憎んでいるだけ


で、精神科医も親身になって話を聞くことで、患者の気持ちに共感する
それは悪いことではないのだが、この共感が強すぎて、自分の感情と勘違いしてしまう
それを「逆転移」と呼ぶ


精神心理学の巨匠フロイトはこのことを知っていたから、転移や逆転移に関して気をつけるよう強く指導していた
でもユングは妻子ある身でありながら、患者の女性とチョメチョメするようになった
そのせいで仲良しこよしだったフロイトとユングは決別したそうな


まあそんな訳で、精神科医世界では医者と患者の恋愛はご法度である
ナイチンゲール症候群ってのもあるけど、あれも退院したらすぐに熱が冷めちゃうし

結構年齢が行ってる精神科医さんだからベテランだと思うけど、はてさてどうなんだろうね?
転移のことは知らないはずがないだろうし、過去に転移の件で問題がなければいいのだけれど

結婚した後も精神科医を続けて転移と逆転移のせいでチョメチョメしてたら、それこそ大問題になりかねんし
真面目なお医者さんであることを願うばかり



個人的にはあまり芳しくない話題
歳の差がある分、エディプスコンプレックスの可能性が高いようにも感じる
だけど転移や逆転移からの恋愛感情ではなければいいなとは思う

数年で離婚したら「やっぱ転移や逆転移には気を付けよう」って精神科世界への、一つの警鐘になるだけの話
てか世界的にも不名誉な実例の一つとして挙げられることになりそう(真顔)

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